ネットオークション詐欺とは
ネットが普及したことにより、飛躍的に利用者が増えたのがネットオークションなどの個人売買です。
インターネットが一般に普及しはじめた頃からヤフー・オークション(現:ヤフオク!)は女性ユーザーを中心に多くの人から利用されてきました。
現在ではネットオークションだけでなく、メルカリなどのフリマアプリも利用者が急増しています。
自分の欲しいものを売買するためのツールは、一昔前とは比べ物にならないほど便利になってきているのです。
しかし、残念なことにそうした便利なツールも以前より悪用する人がいることで知られており、油断をしているといつ自分が被害者になってもおかしくありません。
よくあるネットオークション詐欺の方法としては「入金をしたのに商品がいつまでも発送されて来ない」「落札した品物が現物とは異なる欠陥品だった」「商品を送ったのに入金がない」といったことがあります。
相手が見えない取引だからこそ、相手との信頼関係が大切になるものです。
もし最初の打ち合わせとは異なる取引内容になったら、速やかに管理者に連絡をするとともに、相手の評価を記載しておきましょう。
泣き寝入りをしないためにも警察に相談をしたり、金銭問題について法テラスなどの法律の専門家に相談をしてみるという方法もあります。
詐欺にあわないポイント、注意点
ネットオークション詐欺は取引そのものの信頼性を大きく損ねる深刻な問題であるため、管理者側もかなり慎重に取り組みをしてきました。
ヤフオク!では品物の取引を直接行うのではなく、間で仲介するサービスも展開しています。
これはヤフオク側で入金と品物の発送が確認できたタイミングで双方に発送するというもので、時間と手数料がかかりますが、取引の安全性は高く担保されます。
逆に言うと、数万円以上の高額商品の取引で急いで特定の口座に振り込むことを条件にしているような相手は、かなり危険度が高いと言えるでしょう。
また、ネットオークションでは必ず取引後の評価が記載できるようになっています。
そこを見ると過去にどういった取引をして、相手からどんな評価を受けてきたかの履歴を見ることが可能です。
単純にオークション歴が浅いということも無いわけではありませんが、業者のオークションにおいて極端に過去の取引履歴が少なかったり、低評価が多かったりする時には注意をした方がよいと言えるでしょう。
オークションで買い手がつくかどうかの基準として、商品写真がしっかり付けられているかということがあります。
商品の写真が不明瞭であったり、傷や汚損について注意書きが全くないという商品は、実在する品物かどうかが怪しいものです。
不審点は早めに問い合わせをして、そこでの反応を見て判断するというのも大切な自衛策となります。